2012年12月05日
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ヤマト1974ゲール論

Written By: トーノZERO連絡先

「ゲリロンじゃなくてゲール論だ」

「ゲールがどうした?」

「実は思ったよりも常識人かもしれない」

「どいうと?」

「バラン星の時点でのゲールの行動をもう1回チェックしたが、ドメルの作戦を無謀すぎると判断してデスラーへご注進とあいなった。このとき、実は合理的な判断を下したのはドメルよりもゲール」

「そうか」

「デスラーに言われてショックのドメルを見てゲールはいい気味だと思ったようだ」

「それで?」

「でもさ。バラン基地が壊滅したとき、ゲールもショックを受けている。それはゲールとしても想定外だったようだ」

「ゲールの想定って?」

「ドメルの計画の阻止」

「バラン基地を守るためだね」

「でもバランの基地は失われた」

「それが想定外ってことだね」

「自分の振るまいがそこまでの損害をもたらしたことで、ゲールはドメルとデスラーとガミラスに負い目を負った」

「それにどんな意味があるの?」

「それ以後、ドメルの忠実な副官として振る舞う」

「それ以後というと、21話だね」

「21話になると、ドメルはデスラー総統への忠誠心が優れているとゲールを誉め、ゲールも知将とドメルを誉める。互いに誉めたことで、2人のわだかまりが消えて決戦にまっしぐらだ」

「なぜバランの時は否定したのに、ドメルの自爆をゲールは否定しないの?」

「ゲール自身も死んでわびねばならないほどの負い目をデスラーとガミラスに追っているからさ」

「まさか」

「だから、そういう意味で罪の意識をドメルとゲールは両方とも持っている」

ヤマト2199ゲール論 §

「そういう意味では、2199のゲールはひお・あきら版のゲール(ゲル)に近い」

「ドメルの前座、やられ役ということだね」

宇宙戦艦ヤマト

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